お口の中の傷は治りが早いのは唾液が関係している!

皆さんがお口の中にケガをしたとき、他の体の皮膚より治りが早いなと感じたことはありませんか?

実際に、お口の中の傷は治りやすいといわれています。

ではそれはどうしてなのでしょうか?

 女性の口元

お口の中のケガと唾液の関係

動物などがケガをしたときに、ケガをした部分を舐めているのを見たことがある人もいると思います。

私たちも、ケガをしたときに「ツバつけておけば治る!」とか「舐めとけば治る!」と言われたことがあるひともいるのではないでしょうか。 

唾液には抗菌作用がある成分が含まれている

私たちのお口の中にある唾液ですが、唾液の役割はお口の中の自浄作用を促し、お口の中の酸を中和するだけではありません。

実は唾液にはリゾチームという抗菌作用のある成分が含まれています。 

リゾチームの他にも粘膜を保護する成分も

抗菌作用のあるリゾチーム、ラクトフェリンの他にも、粘膜を保護するムチンという成分が含まれています。ムチンの分子構造は水分を多く含んでおり、お口の中の乾燥を防ぎ、保湿作用があります。また、食べ物などの刺激に対して粘膜を保護する効果があります。 

お口の中は細菌だらけ

唾液には抗菌作用などがあることがわかりましたが、お口の中には多数の細菌が存在しています。細菌が多いと傷から細菌が入り込み化膿します。しかし、唾液には細菌の増殖を防御したり、感染を防御する機能もあります。

そのため、細菌が多いお口の中でも傷の治りが早いのですね。 

唾液の量は以前より減少傾向

しかし、このようにお口の中の健康を維持するために大切な唾液ですが、唾液の量は以前より減少傾向にあるといわれています。

以前は唾液の量は1日1~1.5リットルと言われていましたが、現在は800ミリリットル~1リットル程と言われています。 

唾液が少ないとどうなるの?

唾液の量が少ないと、お口の中が傷ついたときに殺菌作用や、自浄作用などが低いために傷口に細菌が入り込み頻繁に口内炎になったり、虫歯になりやすかったりします。

また、お口の中が乾燥することで口臭が強くなったり、食べ物の味がよくわからなくなることもあります。 

お口の中の健康を守るために

現在では食生活も昔と違い、食べ物が柔らかくなりあまり噛まないことや、口呼吸、ストレスなどが唾液減少の原因ともいわれています。

唾液の分泌が増えるように食事のときはよく噛むことが大切です。よく噛んで食べることで食べ物が消化しやすくなります。また、唾液を分泌するのに有効な食品には、レモンや梅干しなどの酸味のある物、納豆、昆布などがあります。

その他にも、唾液腺などのマッサージを行うのも良いかもしれませんね。

唾液の働き緩衝能についてはこちらへ⇒

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